いま8月7日、朝5時。辺野古の朝は早い。全国各地から熱い思いでかけつけた人たちで満員の稲葉ハウス。本部の塩川港に辺野古新基地建設用資材搬出阻止のために6時すぎに出発する組が隣の2段ベッドで身支度に忙しい。ここから近いゲート前でのすわりこみは、7時頃から人が集まり始まる。カヌーでの阻止行動にでかける人もいる。全員がちょっと緊張した出勤前時間。
5日間集中行動の第1日目だった昨日8月6日。塩川もゲート前も資材搬出・搬入は完全に止まった。わーい!
ゲート前はバリバリロードとよばれる交通規制用の水タンクが置かれて2列にすわりこむとえらく窮屈。朝の時点で地面の温度は38度にあがっていてすわりこみもなかなかの苦行。先週末には1日に合計、500台近くやってきたトラックも姿をみせず、完全阻止は嬉しかったけれど、ゲート前に張られたかやのような緑のフェンスの背後で機動隊は時折、土嚢を動かしてトラックがやってくるかのようなフェイクな動きをして、座りこみ準備体制動員に私たちを追い込む。それもランチ休憩時にしたい頃合いなどを見計らって。暑いのでテントで集会を続けたいのに、これやられるとよっこらしょと座り込みにはせさんじざるを得なくなる。
そんな中、やっぱり博治さんの采配はすごい。朝8時15分、広島への原爆投下の黙祷に始まり、全国からかけつけた人々、大学生たちのグループ、運動の先輩・仲間への謙虚で暖かい目配りと思いやり、政府や当局者への怒り、元気もりたての歌の時間。あっという間に1日がすぎた。
この日のゲート前で行動の焦点のひとつは、ゲート前に置かれた水タンク。当局は、歩行者の安全のためと称しているけれど、明らかにすわりこみへの妨害。これがあるためにすわりこみの場所からあふれた人たちは車道にたつはめになり、危険きわまりない。なぜ、どんな権限・根拠でこんな措置を行ったのか、担当局である北部国道事務所に問い合わせをしているが、回答を先のばしにするばかりで現地の視察にもこない。で、すわりこみが終わった午後遅く、60人ほどで名護の国道事務所に押しかけて、プレッシャー。早く返事をよこすか、対処しなければ明日は倍の数で来るからと脅しをいれてこの日の行動は終わりになった。
ゲート前で再会していたゆうなさんたちの車に乗せてもらって稲葉ハウスに戻ってみると、アメリカの海外米軍基地反対連合から、集中行動に向けて作ってくれたバナーが届いていた。今日は、このバナーを手にゲート前に向かいます。また、昨日は翁長知事の埋め立て許可撤回に対し、聴聞を9月3日以降に行いたいとした防衛局の要求を県が却下したという動きもあり、これまた明るいニュースだった。
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