Aug 14, 2018
8月14日朝、ゲート前で張っていると、工事資材を運んでいるトラックがやってきました。トラックの前に立ちふさがってとめ、儀保さんたちが、ダンプの運転手と話をします。儀保さんも運転手もウチナーンチュ。とげとげしない応対でありながら、立ち場の違いは明らかで、搬入物の使用目的、搬入計画などを聞いていきます。
搬入物は、ヘリパッド補修工事に使われるものではなく別の用途であり、今日は延べ10数回の搬入があるという情報を得て、この件での輸送に関しては基地内への搬送を認めようという結論に。
地元住民である儀保さんの決定に参加者全員が従いました。とは言うものの、かつて別目的のための搬入だと擬装してヘリパッド建設ための資材がいれられた苦い体験もあり、参加者の中からは、不満のつぶやきもかすかに聞こえ、儀保さんの決断には、苦渋がにじんでいました。
後程、儀保さんにお話しをうかがったときにも、ヘリパッド建設反対では一致していても、島民には基地内であるいは基地関係の仕事で生計を立てている人も多く、同じウチナーンチュとして全基地撤去を正面に出し、ヘリパッドに直接無関係でも基地にからむ建設・補修作業すべてに反対するとは断言しがたい、地元住民としての苦しい思いを語ってくださいました(風が強くて録画にビュービュー音がはいり、聞き取りにくいのが残念)。
儀保さんは、朝、4時に起き、ヘッドライトをつけて家畜の世話をしてから高江に駆け付けたとのこと。草取りの時間も削られ、農作業が心配です。それでも、命と有機農業による生産と反基地はひとつという信念を貫いて、高江での活動を続けていらっしゃいます。
ところで、この日、笑ってしまったのは、ゲート前での抗議行動にびびったのか、もともと運転が超へたなのか、米軍兵士が運転する車が抗議行動のすぐ目の前で路肩に車輪を落として事故ってしまったこと。この兵士、基地反対のために集まってきた私たちに車を押して助けてもらうはめになったのですが、緊張しまくり。なにされるかと、心底、おびえていたのでしょう。こわばりまくっていましたが、最後に「ありがとう、くらい言えよ」とうながされ、かけつけた軍警察との対応のあいまにようやく「サンキュー」。
でも、その頃には、ほとんどみなが「ありがとうも言わないんだ」とぶつぶつ言いながら立ち去った後。だめっすねえ。
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