2017年11月27日月曜日

ジョヤゴル––ピンクのいるかが大好きなチェジュ島のアクティビスト

辺野古にジュゴンがいるように、チェジュ島(済州島)にはピンクのいるかがいるらしい。 ホットピンク・ドルフィンズ―それがジョヤゴル(Joyakgol)が作ったグループの名前だ。



韓国のアクティビスト、ジョヤゴル。平和と環境を守るため、激しく歌い、書き、行動する彼が、ニューヨークで講演を行った。トランプがアジアへの訪問を始めるほんの少し前、10月27日の夜のことだ。

 韓国では徴兵制がしかれている。拒否すれば1年半の投獄が課される。19歳で兵役を強いられたこと、その時の体験がアクティビストへの道を開いた。

2017年11月11日土曜日

ビリン村のイヤード・ブルナート:暴力に走れば、イスラエルの思うつぼ

辺野古基地建設反対のバナーに、パレスチナのイヤード・ブルナートさんが、支援のサインをしてくれました。「I love fighters」と、イヤードさん。


イヤード・ブルナートさんは、ドキュメンタリー映画『壊された5つのカメラ』(イヤードさんの兄のイマードさんが監督のひとり)などでもおなじみのビリン村で生まれ育ちました。2004年、パレスチナの地に強引に作ったイスラエルの入植地の入植者の安全を守るためという名目で、ビリンの畑の6割を村人の住居から隔絶する壁が建設され、村人が大切に育て、生活の糧としてきたオリーブの樹が1000本、引き抜かれたり、焼かれたりという暴挙が起きました。20059月、イヤードさんたちは、非暴力抵抗運動を開始し、2007年、ついにイスラエル最高裁からすでに立っていた壁を撤去し、村人に畑が戻る形で移動せよという判決を出させることに成功しました。

2017年11月6日月曜日

「いまさら、殺される覚悟なんかしてたまるか」― 謝花悦子さん(伊江島 わびあいの里)

謝花悦子さん、ジャーナリストのジョン・ミッチェルさんと。わびあいの里で。

NHKの力作ドキュメンタリー番組「沖縄と核」を伊江島で見た。
 1950年代、冷戦と米ソの核開発競争が進む中、沖縄がアメリカの核基地化されていったこと、1950年代末の米海兵隊の沖縄への重点的な配備・移転の裏には米軍の核戦略があったこと、1950年代半ば、沖縄はアジア最大の核弾薬庫と化したこと、備蓄された核兵器を攻撃から守るため核弾頭をつけたミサイルが配備されたこと、1959年6月、那覇で核ミサイルの誤射事故が起きたが闇に葬られたこと、日本政府が知らぬ存ぜぬをきめこんだことなどなどを、新たに入手した機密文書や、現場で当事者だった元米兵の生々しい証言をもとにじりじりと検証していく迫力ある番組だ。