上院議員会館に誰でもはいれることは、『貧者のキャンペーン』の時にわかった。その後、個別訪問を試みたシズさんたちから、議員会館のカフェテリアで寿司が食べられると聞いていた。
ペンタゴンから引き揚げて一服し、到着したらちょうどランチタイム。12ドルのチラシ丼でまずは腹ごしらえ。底の方はレタスがどっさり敷いてあり、あげ底丼だったけど、ヘルシー感があって、まずまず。ランチタイムのキャフェテリアのテーブルは、インターン風の若い子たちであっという間にいっぱいになった。
今日のアジェンダは、有力上院議員への沖縄情報チラシ配り。シズさん厳選の2枚のチラシを届けるのだ。1枚は、ジュゴン裁判の記事。そしてもう1枚は、ネラー海兵隊総司令官が「普天間飛行場の建設時の写真を見ると、数キロ内に人は住んでいなかった」としゃあしゃあと言ってのけた事実 を捻じ曲げた発言を批判する記事。
軍事委員会委員長のジョン・マケイン、同委員会委員のエリザベス・ウォレン、そして、委員ではないけれど有力議員ということでバーニー・サンダース各議員のオフィスを訪問。スタッフにこれ渡してねと、チラシを手渡す。
有権者の訪問を予想する各部屋は、それぞれ選出州の関心事につらなるスポーツとか産業にからむ置物や写真などが飾っており、訪問者はサインブックに署名してひとことメッセージを残すこともできる。ウォレン議員の部屋では、スタッフからすぐさま「マサチューセッツ州の方ですか?」と聞かれたけれど、残念ながらよそもの。これでもし地元選挙民だったら、対応の愛想よさはさらにつのったことだろう。
軍事委員会の部屋もみつかった。ここも訪問。チラシを置いてきた。
日本の議員会館は、たしかこんなにオープンではない。どこまで議員に伝わっているか、もちろんあやしいところはあるけれど、少なくとも選挙民との敷居が低く、思い立ったら誰でもふらっと訪問し声を残せる気軽さは、いばってるだけの日本の政治家とはえらい違いで、気持ちいい(とはいうものの、日本にいた時、地元議員のオフィスを訪ねたことなど1度もないから、行けば結構、愛想いいのかもしれないけども)。何事も体験です。
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