2019年1月25日金曜日

8月28日:辺野古ゲート前  テント前最後の滞在日


Aug 28, 2018 

ゲート前が原点

大阪からかえってきた山城博治さんが、話し始めた途端に空かき曇りざあざあ降りの雨。






テントに引き上げて一休み。



9月第1土曜にあたる91日の集会に、もうすぐ立候補するデニーさんを迎えるとの発表。


4月の大行動後、塩川港での土砂搬出阻止など、ゲート前だけでは埋立はとめられないという声や動きが出て、運動が場開けているのではという懸念の声も出ている中、県知事選を前に土砂投入開始が当面延期している9月、知事選間の運動をどう組み立てていくつもりか、博治さんは率直な見解を述べました。


埋立用の土砂はゲート前を通らず、とりあえずは船で海上から運ばれることになるはず。闘いの場は、状況と共に動いていくだろう。それでもゲート前のすわりこみは、辺野古の新基地反対運動の原点でありシンボル。ここを基軸に他へも出かけていくことはあろうとも、ゆるがせにはできない場所であると強調しました

辺野古の闘いには反基地にとどまらない 地域の中で当たり前に暮らしたい人たちの願いを踏みにじる政府との闘い、民主主義、地方自治、人権の闘い




辺野古の反基地運動は、単に基地への反対にとどまらない、と山城博治さんは、言います。辺野古の闘いは、民主主義、自治拡大のための闘いであり、人権の闘いでもある。人々がどういう風に暮らしていくか、自分たちの地域で当たり前に暮らしていきたいというこことを許さない政府。400年間、差別を行い、暴虐の限りを尽くしてきた日本の中央政府との闘いなのだ、と。

さらに、辺野古での闘いは、全国に貧困が広がる中でアメリカの言いなりに武器を買い、基地へと金を流す日本の外交政策との闘いでもある。だから、辺野古で負けることは、日本の大衆運動が負けることににもなる。逆に、勝利に向かって進むことが日本全体をよくすることだと訴え、県知事選には、絶対に負けられないと固い決意を述べました。




現在の土砂投入停止は県知事選前に県民感情を刺激しないための目くらましにすぎず、県知事選の翌日には投入を開始するだろう、とも

知事選に勝てば埋立はとまる】 

揺れ動く辺野古・沖縄の現状の中でも、博治さんの演説は、明るい未来を見せてくれる。

県知事選にデニー候補が勝利し、埋立に必要な県知事の許可を出すことを拒否し続ければ、埋立は不可能、基地建設は止められると断言し、ゲート前に集まった人たちに勇気と希望を与えました。

そして朝いちばんのスピーチを締めくくる歌の中で、闘いの道半ばで倒れた翁長知事、添田さんに思いをはせて、涙ぐみながら、闘い抜こう、共にがんばろうとゲート前の皆に訴えました


【NYやワシントンで寄せ書きしたバナーがゲート前に】
NYやワシントンでのスタンディングやいろんなイベントでそしてチェジュのピースキャンプで、いろんな人に皆で署名してもらったバナーをゲート前テントに設置していただけました。



パレスチナのビリン村のイヤード・ブルナートさん、ガンジーの教えを信奉して自転車で世界一周中のニティンさん、海外米軍基地反対連合のバーマン・アザドさん、ベテランズ・フォー・ピースのメンバー、チェジュでのピースキャンプ参加者などなど、大勢の方々の沖縄への思いがこもっています。皆さん、ありがとうございました!!

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