「生存者は現在、22人。平均年齢が高齢化し、90歳台になっています。今年になってもう3人亡くなりました」
4月16日、マンハッタンのコミュニティ・カレッジで行われたドキュメンタリー映画『沈黙:立ち上がる慰安婦』上映会で、朴麻衣さん(パク・スナム監督の長女。監督を支え、編集・プロデューサーを担当した)は、慰安婦被害者たち本人に残された時間がごく限られていることを、あらためて明らかにした。
この映画が描いた天皇・日本政府の謝罪を求めて1990年代半ばに来日して日本にやって来た朝鮮の慰安婦たちの闘いに登場するハルモニたち15人中、生存者はわずか4名だとも言う。
おかした罪を隠蔽し政府同志のボス交で過去をもみ消そうとする日本政府と、天皇制を盾にして諦めを強いる日本社会の無慈悲。身ひとつで立ち向かい、知恵を絞り、怒りと嘆き、叫びの限りを尽くして恨(ハン)を晴らそうとするハルモニたち。その闘いの姿、さまざまな支援と立場の違いによる運動のぶつかり合いが映画はダイナミックにとらえる。
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| NY上映会での朴麻衣さん |

