2015年7月25日土曜日

生録:沖縄で会った人 聞いた話 知ったこと その1 石川真生さん PART1:やりまくり人生

というわけで「ちょっと長い『はじめに』」に続いて、ようやく本番です。2015年6月21日、那覇で。(まとめ・写真:大竹秀子)

石川真生さん。ま、まずい、逆光だった!

まず、歩きなさい

―――去年来たときにコザと金武を車でさっとまわったんだけど、昔の感じはもうあんまりない?

石川真生:どんどん壊していくから。「沖縄らしい」とみんなが思うような風景を壊して、東京の風景と変わらない。いままた、コザの隣のところに北中城村ってあるでしょ。そこにでっかーいモールが出来た。ヤマト資本だけど、イオンていうのが、返還された米軍の跡地を地主から買ったのかな?これにみんなが行列して行く。風景はもうまったくどこにでもある大型ショッピングセンター。

生録:沖縄で会った人 聞いた話 知ったこと その1 石川真生さん ちょっと長い「はじめに」

沖縄にこだわっている。引かれる理由は、いくつかある。でも、「沖縄に行きたい」とはっきり思うようになった最大のきっかけは、2014年のはじめに連れ合いがあっけらかんと亡くなってしまったことだ。アメリカでまだ徴兵制がいきていた1963年、20歳で兵役を課され黒人兵として2年間、ハワイに駐屯した彼は、「沖縄のジャングルで訓練を受けたんだ」と言っていた。「え?沖縄にジャングルなんてあるのお?」と私は腑に落ちなかったのだが彼の死後、映画『標的の村』を観たとき、「あ、これだったんだ!」と合点した。

やんばるの森