2018年3月26日月曜日

山城博治さんたちの無罪を訴えて いってきましたトランプタワー

2018年2月24日、五番街を賑やかに。「NO BASES NO WAR: No U.S. Military Bases in Okinawa」ラリー。


プロテストなのに、とってもなごやか。前からの知り合いもはじめて会う人たちも、バナーを手に隣り合ってたつ人たちと楽しそうにことばをかわしている。読経と太鼓の音が響き、サブロー師匠のソウルフルな三線が沖縄の心を奏でる。沖縄をはじめ、世界各地に作られたアメリカの海外基地。基地がなければ戦争もないと、基地反対を訴え、合わせて辺野古の新基地反対の活動の中で逮捕され、3月半ばの判決を待っている山城博治さんたちの無罪・起訴取り下げをアピールするスタンディングを行いました。





巨大なバナーも、「見ろ、見ろ」と攻撃をしかけ、忙し気に歩くニューヨークの人たちから「へー、沖縄だって」という声があがります。「沖縄はすごくいいところで、みんな親切。軍人で沖縄に配属された友達はみな、そういうんだけど、これはどうして?基地って何か問題があるの?」と不思議そうに聞いてくる人もいました。





NYの街頭に立っての沖縄アピール。これまでは、NY総領事館前が多かったけれど、今日はフィリピンや韓国、プエルトリコのビエケスの米軍基地に反対している人たち、アメリカの反戦・平和・反軍備の団体の人たちも来てくれて、ニューヨークの目ぬき通り5番街&42丁目にあるライオン像が目印のNY公立図書館前が会場です。



反米軍海外基地連合や平和を求める元兵士の会わっているプエルトリコや(VFP)、ピースウォーク、おばあちゃん平和団(Grannie Peace Brigade)、怒れるおばあちゃんたち(Raging Grannies) のメンバー、そして米軍基地のおかげでひどい目にあっているビエケスや韓国、フィリピンの基地に反対し撤去を求める活動に関コリア、フィリピン系のアクティビストたち、さまざまな人たちが沖縄の新基地建設への反対活動の中で逮捕され3月の判決をひかえている山城博治さんたち3人の無罪を求め、世界の、でもとりわけ沖縄の米軍基地撤去に賛同してはせさんじてくれたのです。



マリーさんのサインには、「ビエケスから、もっと公正で愛のある世界を求めて」、NYのコリアン・コミュニティの肝っ玉おあねえさんジュエオンさんのサインは「アメリカの軍事主義をいますぐ止めよう」、グラニーのアリスさんのサインは「沖縄も韓国もフィリピンも、基地は戦争を挑発するだけ」と書いてあります。




所変わっても、米軍基地が引き起こしている問題の根っこは同じ。戦争をとめるには、基地を無くさねば。そのごくごく簡単な理屈が、すとんと腑に落ちると思う人たちが少しずつではあってもつながりあい始めたのです。いい「気」が流れ始めた。人が集まるとエネルギーが、むくむくと膨らみます。



今日のラリーの焦点は山城博治さんたちの無罪を求めるアピール。沖縄の歴史をふまえた反基地活動と逮捕のいきさつ、オンラインでの署名を求めるチラシをわずか1時間足らずの間に、富美子さんと落合さんちの秀子さんが200枚近く、神業エキスパート・パワーで道ゆく人たちにくばってくれました。


富美子さんからは、手作りのおいしい和菓子のさしいれも。
いい音楽とおいしい食べ物。いうことなしです。感謝。




反米軍海外基地連合の博治さんたちの無罪を求める国際署名は、判決当日まで続きます。


今日のスタンディングの言い出しっぺ、「沖縄ピースアピール」はこじんまり世帯。いろんなことが速攻で決まります。

スタンディングの当日朝になって、NY市立図書館からトランプの根城「トランプ・タワー」まではつい目と鼻の先。そこまで行進すれば、との提案をある方からいただいきました。やっほー。いいじゃん、行こうぜ。


でも、こんな大きいバナーをもって歩道をのし歩いて大丈夫なの?抗議活動のエキスパート、反米軍海外基地連合のバーマンさんに即、おうかがいをたてたところ、「もちろん、大丈夫だよ。市民の権利でしょうが」と活をいれられた。




スタンディングがマーチに発展し、5番街をこんなに浮き浮き歩くのは始めてと旗やのぼり(は、ないか?)を掲げて42丁目から56丁目まで、どしどしとのし歩いていきました。途中でラップのストリートパフォーマンスをしているブラザーたちがいたけれど、私たちが近づいてくるのをみると中途でやすんでにこにこ顔して通してくれました。抵抗、反撃が好きな子たちだったんだね。




トランプタワーの道はさんで逆側について、ビルを背景に記念写真。よっしゃ、これで今日は解散と荷物をたたみはじめて解散ムードになっていたら、「怒れるおばあちゃんたち」のアリスさんが、「通りをわたってトランプ・ビルの真ん前まで行ってたちましょうよ」といってきかない。



向こうからシークレットサービスがみてるし、やばくないかい、と自前デモ初体験の私たちはびびりかけたのだけれど、アリスさんは、「行くのだ」とがんばる。「前もやったけど、へっちゃらよ。ビルの前を通りすぎるだけ」。



で、行進再開。変わった抗議集団の出現にビルの中からさらに数人、シークレットサービスの人たちが出てきました。アサルトウェポンで武装した警官も約1名います。でも、ビルの真ん前でも公道だから、文句は言えない風で、なんかお互い、「へえ、こいつら、なんだい?」と興味深げに対面。面白かった。アリスさんはひとり怒ってトランプへの抗議の声をあげています。




終わってからアリスさんに「ありがとう」と初体験の道を開いてくれたお礼をいうと「私、トランプには怒りくるってるからね、ありがとさん」とのこと。ビルの前にたって声をあげられたのが、うれしかったようす。お互い、よかったね。



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