2019年3月30日土曜日

NY総領事館前スタンディング 辺野古新工区への埋立開始強行に抗議


3月25日に辺野古で強行された新工区への埋立開始。
安倍首相が26日に米海兵隊のネラー総司令官と東京で会うことになっていて、土砂投入開始をそのときのみやげがわりに(「ボス、ちゃんと仕事をしてますぜ」)したかったという記事を読んで、恥じ入った。安倍も安倍だが、ネラーは、普天間は、もともと空き地だったのに飛行場が出来てから人がわざわざまわりにやってきて危険になった、としゃあしゃあと言ってのけた、傲慢な奴だ。





27日になってしまったNY総領事館前でのスタンディングは、そんな中で安倍政権による新たな沖縄の民意無視への抗議だったのだけれど、集まったみんなの頭には、傷ついた遺体でみつかったジュゴンの写真を見たときの衝撃が刻まれていたに違いない。命を絶ちきられたジュゴンと土砂を投げ込まれ死んでいく海の姿は、見るのも語るのも悲しすぎる。




だから、ジュゴンに敬意を表して、帽子から靴までグレー一色のいでたちでやって来た八巻さんが、ショッピングバッグからグリーンのゴーヤを出してプレゼントしてくれたときには、みな、大喜び。




寒空の下でゴーヤの緑が、命の希望をくれたような気がした。というのはかっこつけすぎで、「お、今日の夕飯は、ゴーヤチャンプルー!」という舌なめずりで顔がほころんだだけだったのかもしれない。人の心は、わからない。我が家は、明日の夕食だな、チャンプルー。




あっという間になんでも弾けてしまう天才、真海さんのピアニカ伴奏で歌もたくさん、歌ったし、いつはじけるかとまっていたら、あきこさん、やっぱりはじけて踊った。



にぎやかに遊んでしまったけれど、ヒーデーが必殺スマイルでチラシをくばり、受け取った人たちは、この騒ぎはなんだと目を通す。店じまいまぎわに声をかけ熱心に質問してくれた人もいて、ゾーイさんと一緒に来てくれたゆかさんがていねいに説明していた。



時差出席で来てくれたわかこさん、ありがとう。名物バナーの作者、Shizuさんは、「いまこそ、たちあがろう」を元気に歌ったあと、キャベツやゴーヤがどっさりはいったバッグを押して、ワシントンに帰っていった。また、来てね。



3月27日は、琉球処分から140年目にあたった。

そしてまた、今年のこの日、沖縄では県議会が、県民投票の結果を民意の尊重を求める決議を行った。

28日付け沖縄タイムスの報道によると「日米両政府に名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票の結果を尊重し、工事の中止と新基地建設の断念を求める意見書と決議を与党の賛成多数で可決した。」という。また、国連と全都道府県知事、議会に基地建設を断念させることに理解を求める決議も可決した。

さらにアメリカに対しては、基地を置いている当事者だとした上で「日本国内の問題だと拒み続けることは許されない」と言及し、「沖縄は米国の植民地ではない」と糾弾し、「県民は米国民との友好は望むが服従は望んでいない」としたと書かれている。

怒りと誇り、尊厳に満ちた沖縄のことば。改めて、心に刻む。


あきこさんが、自分のFB投稿で書いたことをいまさっき読み直した。ほんと、そうだよね。私たちは、いま辺野古で起きていることに怒り、痛みを覚えているけれど、私たちはその怒りや痛みを作りだしているできごと、それを生み出している力・構造の一部にもなっている。心ならずも、支えてしまっている。

だからこそ、少しでも声をあげる。

にしても、寒かった~。春、早くきてね。

0 件のコメント:

コメントを投稿